核融合は、環境問題とエネルギー問題を根本的に解決できる「夢のエネルギー」として実現への期待が高まっており、世界各地でベンチャーへの巨額な投資が行われるなど、将来有望産業になることが予想されています。
こうした潮流を受け、「いばらき量子線利活用協議会」では、核融合実験装置を設置する量子科学技術研究開発機構(QST) 那珂研究所と会員である県内企業のビジネスマッチングイベントを12月1日(木)に開催いたしました。
同イベントは2部構成とし、第1部では、竹永秀信那珂研究所長から「県内企業と連携を密にし、核融合で地元が発展していくお手伝いに貢献したい」とご挨拶をいただいた後に、研究所で行われている事業の概要が説明されました。
第2部の技術交流会では、県内企業が自社製品や技術を持ち寄り、那珂研究所の研究者との積極的な情報交換を行いました。具体的な業務連携に向けた話し合いも行われ、参加した企業からは「求めていた情報が得られた」「研究者とのコネクションができた」「今後の事業に繋がりそう」と核融合ビジネスへの参入に向けた期待の声が多く聞かれました。
【概要】
日時; 令和4年12月1日(木) 10時00分~15時00分
会場: 那珂研究所(那珂市向山801-1)
内容:第1部 JT-60SA及びITER計画の説明
・那珂研究所 森山部長、井上部長
第2部 技術交流会
・出展県内企業:14社約30名
(株)ウイット、(株)オメガトロン、(株)化研、(株)関東技研
(株)菊池精機、(株)サンメック、助川電気工業(株)、
(株)ダイイチ・ファブ・テック、(株)ダイニクロ、ツジ電子(株)、
(株)テクノエーピー、(株)西野精器製作所、(株)Bee Beans Technologies、(株)ヒューマンサポートテクノロジー
・参加研究者数:約70名
会場の状況は以下のリンクをご覧ください。
https://www.ibaraki-quantum.com/wp-content/uploads/2022/12/会場風景.pdf